国会図書館まぢスゲー

土曜日に国立国会図書館に行ってきた。


先日、
「寝坊して遅刻しそうになり、慌てて朝食のパンをくわえながら急いだところ、交差点で同じように急いでいた女子高生に正面衝突する確率 」
http://d.hatena.ne.jp/mosa-mosa/20080210


を算出したが、このときどうしても国内の交差点数を公的な統計から見つけることができず、やむを得ず自ら足を使って歩き、一定面積内における交差点数を調べて密度を計算し、国土の面積から無理やり算出した。実は国土交通省道路局による
「道路交通センサス 一般交通量調査基本集計表」
に全国の交差点数が記載されているということが分かっていたのだが、インターネットから引ける道路交通センサスは要約版しかなく、交差点数は載っていなかった。


しかし、どうやら国会図書館には道路交通センサスが納本されているそうなので、調べに行ってきたのだ。



国立図書館ってどんなところ?

国立図書館の蔵書数はウィキペディアによると、


『2006年度(平成18年度)末の統計によれば、国立国会図書館の所蔵資料は東京本館・関西館・国際子ども図書館の合計で、図書 8,833,407 冊、雑誌 8,097,514 冊、新聞 3,751,248 点で、ほかにマイクロフィルムや地図、楽譜、映像資料、録音資料、磁気記録資料、絵画・写真、点字資料といった図書形態以外の資料を 12,957,816 点所蔵している』


とのこと。


国立図書館は日本中の出版物の収集と保管を目的としている。そのため、一般貸し出しのサービスは行っていない。しかし、資料の閲覧と複写(コピー)は可能である。コピー代は結構高い。


利用方法はまず、PC端末から目的とする資料を検索し閲覧希望する。すると、しばらくして図書カウンターというところにその資料が届けられる。それを受け取って、閲覧し必要とあらば複写カウンターに出向いて複写願いをする。閲覧後は再び図書カウンターに資料を返却する。
一般の図書館のように、本棚めぐりをすることはできない仕組みになっている。



■諸注意など

館内に入る際に、館内利用カードを発行してもらわなければならない。このカードは資料の検索や、複写に必要となる。端末上で氏名、住所、電話番号等を登録すると発行される。ここで、登録した内容あてに複写物を郵送してもらうことも可能だ。

登録利用者カードを作っておくと、次回から入館の際にパスワードを入力するだけで、簡単に館内利用カードを発行できるようになる。また、オンライン上での複写サービスも利用できるようになる。これは便利なので、今回登録利用者カードを作ってしまった。

館内はB5サイズ以上のかばんが持ち込めないので、みんな入り口で配られているビニール袋を持ち歩いている。



■気になる全国の交差点数

「道路交通センサス」は新館3Fの議会官庁資料室に納められていた。ここの資料は一般資料と異なり、本棚に整理されていて、手にとって確かめることが可能であった。


H19年度版道路交通センサスの「表4-2 道路種別別沿道状況別道路現状表」によると、全国の交差点数は3,520,940箇所であった。約350万である。


先日、僕が算出した値は1200万であった。約4倍ほど多かったが、ざっと算出したわりにはそれほど離れていなかったのではないだろうか?それなりに満足した。



■感想

今回、ついでに以前から気になっていた論文も複写してきた。会社で閲覧できる論文は食品関連しかなく、政治・経済関連の論文はどうしたら見つけられるのだろうと思っていたのだが、国立図書館にくればそれも閲覧可能であることがわかった。


毎度思うのだが、首都圏に住むということ自体がアドバンテージになるなと思う。ちょっと足を伸ばせば、このように国会図書館にまで来れるし。気になるイベントはたいてい東京で開催されるし、仕事帰りに気になるビジネスセミナーに参加できたりもする。


思うのだが、田舎から出てきた人よりずっと東京住まいの人のほうがこのアドバンテージに気付いてないような気がする。実にもったいない。


ところで、最近の東京は物々しい。国会図書館に行くために、国会議事堂前駅で降りたのだが、改札口にすでに警官が仁王立ちしているし、国会議事堂前や総理官邸前などそこここに警官が立っていて、サミット開催にむけてテロに対する厳重な警戒態勢をとっていると感じた。物々しい雰囲気が漂っていてちょっと怖かったお(・ω・;