twitter(ツイッター)

ずーーっと前にアカウントを取得して以来、あまり使っていなかったtwitterですが、iPhoneに乗り換えてからは、ブログをうpするより、twitterでちょこちょこつぶやくことが多いです。

アカウントは「mosamo」です。
フォローしてくださいまし。


使い方はこちら↓を参照してください。

twitter公式ナビゲーター ついなび
http://twinavi.jp/


twitter
http://twitter.com/


僕としては、「ツイっぷる」が使いやすいと思います。おすすめです。
http://tsubuyaki.sso.biglobe.ne.jp/

【書評】「組織マネジメントのプロフェッショナル」高橋俊介

自立組織リーダーになるにはWhat構築能力が重要である。

(1)仕事は「What−How−Do−Check」のサイクルで回す。

What: 問題発見や課題設定
How: 問題解決のための手法
Do: 手法の実践
Check: 結果の検証

料理に例えると、
What: 何を食べさせるか
How: その料理を夫婦でどのように分担して作るか
Do: 実際に作る
Check: おいしかったかと聞く


(2)スペシャリストとプロフェッショナルの違い
スペシャリストとは、スキルの専門性が高い人のこと。
プロフェッショナルとは、専門的なスキルを顧客にとってのバリューに変える行動特性を持つ人のこと(筆者はこれを「Whatを構築できる人」と呼んでいる)。

従来型の組織における中間管理職はスペシャリストである。


(3)What構築型の自立組織リーダーを育成するには
Howとはスキルであり、学習であり、インプットによって構築できる。
一方で、Whatはアウトプットでしか身につけることができない。

Howには正しい答えがあるが、Whatには唯一絶対の正解はない。例えば、ステーキの焼き方(How)であれば、どうすれば美味しく焼けるかという正解があるが、ステーキを提供しよう(What)という考えは必ずしも正解がひとつとは限らない。

Whatをつくる能力はスキルというより、コンピタンシー(中核的能力)である(ここでいうコンピタンシーとは、こうしたらいいのでないか、ああしたらいいのではないかという思考特性のことである)。

Whatは構築し続けることによってのみ構築能力がつく。成功体験が、次のWhatの動機になる。
コツとして、成功イメージを描くことだと、著者は述べている。こうすればうまくいくのではないかというイメージがドライブとなって、「What−How−Do−Check」のサイクルを回す。
このようにしてアウトプットを増やしていくことで、What構築能力が養われる。



■感想
「仕事ができる」というと漠然としたイメージであるが、仕事ができる人はWhat構築能力が高いのだ。
「Whatをつくる能力はスキルというより、コンピタンシー(中核的能力)である」というところがポイント。つまり、勉強だけでは身につかない。これまでの人生経験や、どういうふうに生きるかといった生き方に対する考えが、コンピタンシーに反映される。

僕は、バランス感覚のある人生経験が大切だとこれまで漠然と思っていたんだけど、この本を読んで納得した。


「組織マネジメントのプロフェッショナル」高橋俊介
http://www.amazon.co.jp/%E7%B5%84%E7%B9%94%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%82%B8%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AE%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%83%AB-%E9%AB%98%E6%A9%8B-%E4%BF%8A%E4%BB%8B/dp/4478360669

自立組織リーダーになるにはWhat構築能力が重要である。

(1)仕事は「What−How−Do−Check」のサイクルで回す。

What: 問題発見や課題設定
How: 問題解決のための手法
Do: 手法の実践
Check: 結果の検証


料理に例えると、
What: 何を食べさせるか
How: その料理を夫婦でどのように分担して作るか
Do: 実際に作る
Check: おいしかったかと聞く


(2)スペシャリストとプロフェッショナルの違い
スペシャリストとは、スキルの専門性が高い人のこと。
プロフェッショナルとは、専門的なスキルを顧客にとってのバリューに変える行動特性を持つ人のこと(筆者はこれを「Whatを構築できる人」と呼んでいる)。

従来型の組織における中間管理職はスペシャリストである。


(3)What構築型の自立組織リーダーを育成するには
Howとはスキルであり、学習であり、インプットによって構築できる。
一方で、Whatはアウトプットでしか身につけることができない。

Howには正しい答えがあるが、Whatには唯一絶対の正解はない。例えば、ステーキの焼き方(How)であれば、どうすれば美味しく焼けるかという正解があるが、ステーキを提供しよう(What)という考えは必ずしも正解がひとつとは限らない。

Whatをつくる能力はスキルというより、コンピタンシー(中核的能力)である(ここでいうコンピタンシーとは、こうしたらいいのでないか、ああしたらいいのではないかという思考特性のことである)。

Whatは構築し続けることによってのみ構築能力がつく。成功体験が、次のWhatの動機になる。
コツとして、成功イメージを描くことだと、著者は述べている。こうすればうまくいくのではないかというイメージがドライブとなって、「What−How−Do−Check」のサイクルを回す。
このようにしてアウトプットを増やしていくことで、What構築能力が養われる。



■感想
「仕事ができる」というと漠然としたイメージであるが、仕事ができる人はWhat構築能力が高いのだ。
「Whatをつくる能力はスキルというより、コンピタンシー(中核的能力)である」というところがポイント。つまり、勉強だけでは身につかない。これまでの人生経験や、どういうふうに生きるかといった生き方に対する考えが、コンピタンシーに反映される。

僕は、バランス感覚のある人生経験が大切だとこれまで漠然と思っていたんだけど、この本を読んで納得した。


「組織マネジメントのプロフェッショナル」高橋俊介
http://www.amazon.co.jp/%E7%B5%84%E7%B9%94%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%82%B8%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AE%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%83%AB-%E9%AB%98%E6%A9%8B-%E4%BF%8A%E4%BB%8B/dp/4478360669

素直でいてください

先日、「誰でも微生物センスが磨けるような教育プログラム」を考えようと誓ったものの、仕事に対して能動的でない人にはどう教えればいいのだろうか。


僕は、基本的に「良いところ」と「悪いところ」は表裏一体だと思う。 
例えば、何でも素早く判断を下しさっさと行動に移せる人は仕事が早い。でも、早すぎるがゆえに瑣末な点に捕らわれて全体を俯瞰するのが苦手だったりする。また、博識で何でもしっているマルチな人間は重宝するが、そういう人に限って横の知識が広すぎるためにあれもこれも必要と考えてしまい、スピード感を持って仕事ができなかったり。等々。
でも、チームで仕事する場合はお互いの「良いところ」「悪いところ」をよく知り合って、うまく補完しあえばよい。
でも、これは能動的に仕事に取り組めている場合の話であって、そうじゃない人、例えば会社の仕事は完全に収入を得るためだと割り切っているような人にはどうすればよいのだろう。


会社にはいろんな人がいるなぁ、と思う。良し悪しは別として、現実としてそういう多様な人たちが一緒になって仕事を回している。全体の2割の人が収益の8割を上げているという話はよく聞く。働いている実感からしてあながち間違っていないかなと感じる。しかし、これが意味するのは、能動的に働いていない人の分まで、他の人が頑張って働いているからこの法則が成り立つということ。
あまりやる気のない人に頑張って教えるよりも、できる人をどんどん伸ばしていくほうが現実的なのかなとちょっと思ってしまった。


しかし、最初は能動的でない人でも、きっかけがあれば急成長することがある。成長するできる人とそうでない人の差は、素直であるかどうかだと思う。素直でない人は何をやってもダメ。
今、高卒でこれまで実験なんかやったことないという人に、実験ノートの書き方から教えている。「とりあえず教えてもらったことをその通りそのまま覚えてください。ある程度自分で出来るようになってから、初めて自分のやり易い形に変えてください。」と指導している。まねることは学ぶことであると。


あぁ〜教えるの難し。僕も頑張ろ。

刺激を補充する

今日は会社をフレックスで早めに上がり、六本木Bizで、HACKシリーズで有名な小山龍介氏のセミナーを受けに行ってきた。

「整理」がテーマだったのだが、整理だけに終始せず、発想についても言及していた。
中でもツイッターを利用した発想の出し方が参考になった。
これまでツイッターのアカウントは作ったもののすぐに飽きてしまい、ずっと放置してきた。でも、今日のセミナーで使い方によってはとても面白いツールになることに気付いた。
セミナーは最後のほうでは、小山氏が発散しすぎてとりとめがなくなってしまったが、全体的に刺激的で面白かった。


僕はこういうアイデアを外から取り入れて、自分の仕事に応用するのが好きだ。モノになるかどうかはとりあえず置いといて、気になるセミナーはどんどん受けるようにしている。

自分の専門をずっと追求していると、良く言えば洗練されてくるが、悪く言えば凝り固まってくる。
その微妙な境界ラインに来たと感じたら、今日のセミナーのように自分とまったく違う業界のエキスパートの話を聞きにいくとよい。

そこが専門性と柔軟性を硬軟織り交ぜて両立させるコツだと思う。

研究やってると、アタマが固くなってくる。自分も周りもそう。たぶん内の世界だけでやっているのが原因。
これは自覚がないと本当にヤバいことになる。そうなるまえに定期的に刺激を補充していきたい。

恩返し

今日はプレゼンを3回もやった。午前は研究所でオーストラリアの技術者の人に、午後は本社に出向いて工場を統括する部署と、品質保証セクションのみなさんにそれぞれプレゼンしてきた。


一年以上に渡り精査してきた検査システムを、学会発表したデータも交えて、実際に工場製造現場に導入できるかを問う重要なプレゼンだった。感触としては、同行した部長は「イマイチだったなー」と言っていたけど、僕としてはそこそこの手ごたえがあったと感じている。最初からそんなに上手くいくはずがないと思っているので、否定的な意見が出なかったことは良かったと思っている。
少なくとも品質保証セクションの人たちには、会社の将来を見据えた戦略であることを十分に理解してもらえた。


最近は、いろんな人にいい仕事だと褒めてもらうことが多くなった。僕も我ながらいい仕事だと思う。でも、自分一人の力で出来たわけでは決してない。僕の前に二人の先輩がいて、彼らが土台をずっと築き上げてきてくれて、たまたま僕がそれを上手く組み合わせて仕事を進めることができたというだけだ。僕ももちろん頑張ったけど、僕一人の力ではない。


今でも感謝しているのだけど、僕の前にリーダーをやっていた人が、僕が実験で四苦八苦していたとき、研究に専念できるようにずっと報告書作成を肩代わりしてくれた時期があった。当時自分の能力を超えてオーバーフローしていた僕にそれがどれくらい助けになったことか。そういう手助けがあったから、なんとかここまでやってこれた。
今日も本社でその人に会ってきた。そしていいプレゼンだと褒めてもらった。僕はあのときの恩をいつか返したいと思っているんだけど、能力の高い人だから、僕のほうにヘルプを求めてくることはめったにない。


僕が受けた恩返しはその人にではなく、昔の僕のようにまだ検査のイロハを分かってない新人さんに返してあげればいいのではないかと最近では思うようになってきた。今では僕もグループの中では古参になってしまい、僕にしか出来ない検査のテクニックなどが結構ある。そういう技術や知識なりを、新しく入ってきた人たちが受け継いでいけるような体制を整えるのが、僕の今の使命である気がする。
というのも、今までの技術伝承は微生物センスのある人にしか受け継がれてこなかった。そこで僕は共通の財産として、誰もが一定の微生物センスを磨いていけるような教育システムを作ろうと思う。そうすることにより、技術レベルの底上げが可能になるはずである。そういう風に恩返ししていきたいと考えている。


今日はプレゼンを3回もやった。午前は研究所でオーストラリアの技術者の人に、午後は本社に出向いて工場を統括する部署と、品質保証セクションのみなさんにそれぞれプレゼンしてきた。


一年以上に渡り精査してきた検査システムを、学会発表したデータも交えて、実際に工場製造現場に導入できるかを問う重要なプレゼンだった。感触としては、同行した部長は「イマイチだったなー」と言っていたけど、僕としてはそこそこの手ごたえがあったと感じている。最初からそんなに上手くいくはずがないと思っているので、否定的な意見が出なかったことは良かったと思っている。
少なくとも品質保証セクションの人たちには、会社の将来を見据えた戦略であることを十分に理解してもらえた。


最近は、いろんな人にいい仕事だと褒めてもらうことが多くなった。僕も我ながらいい仕事だと思う。でも、自分一人の力で出来たわけでは決してない。僕の前に二人の先輩がいて、彼らが土台をずっと築き上げてきてくれて、たまたま僕がそれを上手く組み合わせて仕事を進めることができたというだけだ。僕ももちろん頑張ったけど、僕一人の力ではない。


今でも感謝しているのだけど、僕の前にリーダーをやっていた人が、僕が実験で四苦八苦していたとき、研究に専念できるようにずっと報告書作成を肩代わりしてくれた時期があった。当時自分の能力を超えてオーバーフローしていた僕にそれがどれくらい助けになったことか。そういう手助けがあったから、なんとかここまでやってこれた。
今日も本社でその人に会ってきた。そしていいプレゼンだと褒めてもらった。僕はあのときの恩をいつか返したいと思っているんだけど、能力の高い人だから、僕のほうにヘルプを求めてくることはめったにない。


僕が受けた恩返しはその人にではなく、昔の僕のようにまだ検査のイロハを分かってない新人さんに返してあげればいいのではないかと最近では思うようになってきた。今では僕もグループの中では古参になってしまい、僕にしか出来ない検査のテクニックなどが結構ある。そういう技術や知識なりを、新しく入ってきた人たちが受け継いでいけるような体制を整えるのが、僕の今の使命である気がする。
というのも、今までの技術伝承は微生物センスのある人にしか受け継がれてこなかった。そこで僕は共通の財産として、誰もが一定の微生物センスを磨いていけるような教育システムを作ろうと思う。そうすることにより、技術レベルの底上げが可能になるはずである。そういう風に恩返ししていきたいと考えている。

学会終了して

学会無事終了。オレ乙。

我ながらよくやったと思う。2回くらい自分の壁を越えましたで。
プレッシャーが強烈だったからなー。けっこう胃に来た。
こんなに頑張ってどうするのかと思うが、いける所まではいってみよう。


学生のとき研究が何の役に立つのか見えにくかったけど、企業だと同じ研究でも将来の会社の利益になるであろうテーマを選んでいるので、モチベーションを保ちやすい。目先の利益を追っているから、その分内容がチープになりがちだけど、テーマを絞りやすいというメリットがある。言ってしまうとテーマ選びにあまり悩まずに済む。

それでも一応僕の中にもテーマ選びの基準があって、製造現場からのデータを必要とするものがいいんじゃないかと思っている。以前、同僚の発表報告を読んでいると、国の偉い研究者が「我々にはこういった製造現場からデータを得ることができませんので、是非企業の方に頑張っていただきたい」というコメントがあったのが印象的だった。


というわけで、そういう作戦のもとまた頑張っていこうと思う。1年後くらいにまた発表できるといいな。

微生物はやっぱり面白い!

今日は食品微生物学会の2日目だった。この学会では僕も発表予定(ポスターですが)なので、同じ分野で発表している方々と議論できて有益だった。最近では、もう社内には僕の疑問に答えられるような人が少なくなってしまったので、学会は情報収集の場にはもってこいだ。


カビ修行時代に知り合った先生方とも再開できたし、とても楽しかった。懇親会でも、うちのボスを通じて多くの大先生を紹介してもらった。研究の幅は人脈からだなと実感した一日だった。


今日の講演で一番興味深かったのは、「予測微生物学」についての話だった。予測微生物学とは、食品中の微生物の挙動を数理モデルを構築して予測するというものだ。
インターネットの劇的な発展により、現在では種々の食品における様々な微生物の数理モデルがデータベース上で参照できるようになっている。


食総研のホームページにそのデータベースの利用法が紹介されているという。
これの面白いところは、菌の増え方から賞味期限設定が出来るかもしれないこと。我々、微生物検査に携わる人間でも商品開発にもっとダイレクトに協力できるかもしれない。


予測微生物学の話を聞いて、「コレだ!」と思ったね。僕は数字に強い、物理大好き、統計大好き。将来、微生物物理学とかそういうのやってやろうと密かに野望を抱いていた僕にはまさにうってつけだ。
そして可能であればカビの増殖を予測してみたい。果たしてそんなことができるのだろうか、自分でも疑問だけど。


僕は自分を微生物の世界に導いてくれた方々に感謝します。微生物を一生の仕事としてやっていきたい。