旅の準備編 その1

今回、初めてツアーで海外へ行くことにした。これまで、タイ、マレーシア、シンガポール、インド、中国、ニュージーランドと学生時代に渡り歩いてきたが、ツアーで海外に行くのは初めてだ。


なぜまたツアーで行くことにしたかを話す前に、チベットの特殊性について説明しておかなければならない。チベットは一応中国の一部という扱いになっているが、自治区である。2003年より中国国内へ15日間の滞在であれば、原則ビザは免除されることになった。僕が以前、神戸から船に乗って中国に向かったときはまだビザが必要だった。今回、チベットに行こうと思っていろいろ調べたので、免除になっていることを知った。「お〜、中国GJ!」と思っていたのだが、よくよく調べてみるとチベット観光に行く人は除くと書いてあった(´・ω・`)ガッカリ


チベットに入るには中国ビザとは別に「入境許可証」というものが要る。これは個人旅行者では取得することができず、一般的には現地の代理店が主催するツアーに参加するという形で取得することになる。成田から成都に向かい、そこで現地の代理店のツアーに参加するのが一番ポピュラーだと思う。当初、成都までのチケットだけは買っておいて、向こうについてから適当な代理店を探し、チベットに入ろうと思っていた。現地についてから探すなら、成都での滞在を2、3日みておかないとなと思っていた。そのつもりで、H.I.Sの人と話していたら、「実はうちではチベットへの手配はできないんですけど、インターネットでチベット専門を取り扱っている代理店を調べるのもいいですよ」と教えてくれた。その人が言うに、「チベットに行くには中国ビザが必要なのですが、そういう代理店はビザなしでも行けるっていうんです」と。ほぅ。


実際にインターネッツでそういうチベットツアーを主催している旅行代理店調べてみたところ、中国ビザは要りませんと謳ってある。おぉ。しかも、なんか予想していたより安いぞ?僕が安いと思ったツアーを調べてみると、なんと行きは鉄道で行くようだ。帰りは飛行機なんだけど、半分鉄道を使っているので安くなっているようだ。しかし、電車に乗るのが嫌いでない僕にとっては、これはこれでいいのでは?飛行機でひとっ飛びでラサに入るより、24時間かけて2000キロ走ってラサに入るほうがずっといい!距離を感じることができるほうが秘境っぽさが出るからね。
 

しかも、入境許可証は向こうで用意してくれるし、ビザは要らないしでもうラクチンですな。当初10日ぐらいの旅日数を考えていたので、どうやって課長に許してもらおうかと考えていたのだが、このツアーだと6日で行って帰ってこれる。しかも、休日と海の日が絡んでるから、実質3日休みを取れればいいし。帰ってきた翌日からまた働きますよ!いいね、社会人っぽいぜ!!