新500円硬貨のマイクロ文字 

新500円硬貨には、いくつか偽造対策が施されている。

造幣局のホームページには


1.見る角度によって数字が見え隠れする潜像加工
2.大量生産型貨幣では世界初の斜めギザ
3.複製加工対策としての微細点加工
4.切削加工の限界に挑んだ微細線加工

の4つが紹介されている。
http://www.mint.go.jp/new500/page01.html



しかし、新500円硬貨にはこれら以外にホームページでも公にされていない偽装対策がある。
下記サイトによると、新500円硬貨には肉眼では確認できないくらい小さな字で「NIPPON」と加工されている箇所がある。


「新500円硬貨のマイクロ文字見っけ」
http://madeira.cc.hokudai.ac.jp/RD/artifex/500YenCoin/index.ja.html



今日、かびの胞子の形態観察をするために、マイクロスコープの使い方を練習していた。
ちょうどその時、この500円玉のマイクロ文字の話を思い出したので、練習を兼ねてマイクロ文字を撮影してみた。



写真は350倍で撮影した「P」。
右下のスケールで大体の大きさが分かると思うけど、この「P」の横幅が約0.15mmぐらい。
それぐらいの大きさなのにちゃんと「P」として文字が認識できる。

造幣局の技術とはスゴイな。まさに匠。