カビはどんぶり

今日で1ヶ月に渡ったカビ研修が一応終了した。


カビは僕が扱う微生物の中では断トツで難しいのだが、カビの難しいところを一つ上げるとすれば、それは学名上は同じ菌種であっても、色が全然違う場合が多々あることだ。カラーバリエーションがありすぎる。


これがカビ素人にとって高いハードルとなる。同じ微生物でも、細菌なら同じ菌種でこんなにバリエーションがあるなんてアリエナイ。つまりその菌特有の色・形を一つ憶えてしまえば大体それで事足りるわけだ。

ということを先生に言ってみたら、


「カビはどんぶり勘定だよ。大体同じならそれでよし!
カビは細かいこと気にする人には向いていないんだ。大体ウチのやつは細かいこと気にし過ぎで… 」
と、奥さんが目の前で働いているにも関わらず始まり、すると奥さんが
「そうなの、アタシ向いてないの。ホホホ」

面白いコンビだなぁ。ちなみに奥さんもカビの超スペシャリスト。


ちなみに僕は限りなくA型に近いO型だと自負している。つまり向いていない。先生にそう言ってみたら、


「そりゃダメだ。気にしなくてよし!ハッハー」て感じだった。


そんな風にしてカビ研修は終了した。来週からは会社に復帰する予定。
会社に戻ってからは、カビの伝道師として教えを伝え広めるミッションが待っている。